- 家計簿をつけているのにお金が貯まらない‥
- 「この支出はどのカテゴリになるの?」と迷うことがある
- 自分にあったカテゴリの作り方が知りたい!
家計簿をつけている人の中には「家計簿をつけているのに生活が何も変わらない‥」と焦りや悩みを感じている人が少なくありません。家計改善ができない大きな原因として家計簿のカテゴリ設定が自分に合っていないことが理由の場合があります。
家計簿アプリには多くのカテゴリが用意されています。しかし、デフォルトのカテゴリを何も考えずに使うと、たくさんのカテゴリに支出が分散してしまいます。せっかくカテゴリに分類してもデータをうまく活用できず、家計簿のメリットをうまく活かせないことも。
この記事では、家計簿アプリでカテゴリをカスタマイズするコツを紹介しています。この記事を読めば自分に合った家計簿のカテゴリ設定方法が分かります。
カテゴリ設定を見直し、家計簿アプリを家計改善の最強ツールにすることで自由に使えるお金や貯金を増やしましょう!
デフォルトのカテゴリのまま使ってはいけない理由
家計簿を使って家計管理を改善するためにカテゴリ設定のカスタマイズが欠かせません。デフォルトのカテゴリをそのまま使ってはいけない理由は2つあります。
どのカテゴリを使ったらいいのか迷ってしまう
家計簿アプリのカテゴリをカスタマイズせずに使ってしまうと、どのカテゴリを使えば良いのか迷うことが多くなります。
家計簿アプリにはたくさんのカテゴリが用意されています。例えばマネーフォワードだと大カテゴリは18種類・中カテゴリは93種類ほどありました。
このまま使うと、かなりカラフルな家計簿になっちゃうね
他の家計簿アプリも同じように多くのカテゴリが用意されています。様々なライフスタイルの人が使えるつくりになっているんですね。
しかし、たくさん用意されたカテゴリをそのまま使うと入力するときにどのカテゴリを使ったらいいのか分からなくなってしまいます。
人間は選択肢が多くなればなるほど判断を迷ってしまいます。忙しいときに家計簿への入力で93種類の中からどれに当てはまるか選ぶと考えただけでも‥家計簿を続けるハードルが上がってしまいますよね。
カテゴリの集計や予算管理がやりにくい
家計簿のカテゴリを細かく分けすぎると、支出が色々なカテゴリに散らばってしまって、集計や予算管理が複雑になることがあります。
パターン①車にかかる支出を「クルマ費」としてまとめて記入する
パターン②「車両保険」「自動車税」「ガソリン代」「駐車場代」「車検代」「消耗部品費」など細かくカテゴリ分けして記入する
このように、細かく分けてカテゴリを設定している人もいるでしょう。しかし、多くの人にとってはパターン②のようにカテゴリを細かく分類しすぎると、年に1回しか使わないカテゴリも大量発生してしまいます。
デフォルトで用意されている中に当てはまる品目があっても、必ずしも使う必要はありません。
家計簿のカテゴリ設定のコツ
カテゴリを自分で作るにはどんな点を気をつければ良いのでしょうか。家計簿のカテゴリ設定のコツは以下の2つです。
「モノ」ではなく「目的」で分類する
家計簿のカテゴリをカスタマイズするときは目的で分類するのがポイントです。
- スーパーで食材を買ったときは食費
- コンビニで買ったお菓子も食べ物だから食費
- リラックスしたいから行ったカフェも飲み物だから食費
何を買ったかという「モノ」に焦点をあてると家計簿の本来の力が発揮できません。家計簿は生活に必須のお金と趣味や楽しみに使うお金をしっかり分けることが重要です。
家計簿のカテゴリカスタマイズでは、モノではなく目的に焦点を当ててカテゴリを作りましょう。
デフォルトのカテゴリのまま使わない
基本的にデフォルトで用意されているカテゴリのままでは使わないようにすることもポイントです。
デフォルトのカテゴリは、様々なライフスタイルの人が当てはまるカテゴリが多めに用意されています。また、ファイナンシャルプランナーに家計状況を見てもらうときなど、他の人や他の家計状況と比べるときに比較しやすいように用意された一般的なカテゴリでもあります。
一度くらいは平均とのどれくらい差があるかを比較をしてみるのも良いですが、毎月の支出を全国平均と比べてもあまり意味がありません。全ての人が同じ生活や収入の形態ではないためです。
大事なことは、
- 今自分に必要なお金はいくらなのか
- 支出の中で優先順位の低いお金の使い道はどれか(節約できる部分は無いか)
- 今の余裕資金はいくらあるのか
といった点です。使いすぎや必要なお金を把握するためには過去の自分の家計状況と比べる必要はあっても、他の家計と比べる必要はほとんどありません。
お金の使い道や優先順位も人によって全然違うからね。他人・世間との比較はしなくてOK
家計簿を他の人に見せる必要がある人以外は、デフォルトのカテゴリではなく、自分自身の支出にあっているかを重視しましょう。自分が見てパッとわかりやすいカテゴリ分けで家計簿をつけるのが重要なんです。
Zaim有料版であれば、カテゴリの非表示・カテゴリの新規追加も自由自在です。忙しい中でもストレスなく家計簿を続けたい人はZaim有料版を検討してみてください。
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家計簿の大カテゴリの分け方
家計簿の大カテゴリの分け方を解説します。
家計簿アプリのカテゴリには大カテゴリと小カテゴリの2つが存在するのがほとんどです。大カテゴリの中で更に細かい小カテゴリ複数に枝分かれすることになります。
小カテゴリは自分にあったスタイルで作っていくので人によって全く違ったカスタマイズになりますが、大カテゴリはおすすめの分け方があります。
必要費・ゆとり費に分ける
まず、普段の自分の支出を必要なのかゆとり分なのかに分けることが大事です。
必要費とは、収入が下がったりしてお金がないときでも生活のために最低限必要な支出のことです。
反対に、ゆとり費とは、お金がないときは削っても生活できる支出のことです。
必要費とゆとり費に分けることで、自分が生きていくためにいくら必要なのかが把握できるようになります。ポイントは「モノ」ではなく「目的」で分類することです。
必要費・ゆとり費を区別することで、
- 生活に必要な金額
- 幸せに暮らすために使う金額
が分けて考えられます。「これくらいあれば生きていける」という必要費の金額が分かれば、将来のお金の不安を消すことにつながります。また、どこを節約するのかを決めるときも必要費・ゆとり費の区分が役立ちます。
毎月費・年間費に分ける
支出を「必要費」「ゆとり費」に分けられたら、その2つのカテゴリを更に2つずつ分けます。分ける基準は毎月かかる支出かどうかです。
下記のように毎月かかる支出「毎月費」と、年に数回や数年に一度かかる支出「年間費」に分けます。
- 「毎月費」&「必要費」:食費・日用品費・通信費・家賃・水道光熱費など
- 「年間費」&「必要費」:医療費・資格試験費・ふるさと納税など
- 「毎月費」&「ゆとり費」:おこづかい・カフェ代・外食費など
- 「年間費」&「ゆとり費」:家具家電・旅行・美容院・冠婚葬祭費など
「毎月費」「年間費」に分ける理由は、予算オーバーののときの判断基準になって便利だからです。
年間費を知らないと、予算オーバーしたときも「今月はたまたまだから気にしない」と原因がわからないため支出が増える原因にもなります。予算オーバーしたときは、「毎月費」が増えたからなのか、「年間費」がたまたま発生したからなのかをチェックしましょう。
- 毎月費が予算オーバーしていたら、支出を見直す
- 年間費がかかったタイミングであれば、年間費の予算の範囲内であればOK・年間予算をオーバーしていたら支出を見直す
年間費に対してあらかじめ予算をしっかり組めたら、予算オーバーにも落ち込むことなく適切に対応できるはずです。
予算は家計簿を続けることで見えてくるから、分からない人は最初はざっくり予算でOK
必要があれば「投資」カテゴリも作る
もし投資額も把握しておきたい場合は、4つの大カテゴリとは別に「投資」というカテゴリを設定しましょう。
支出は通常の家計簿だと減らす対象として扱われています。実際に家計簿アプリで支出が予算オーバーすると警告も出ますよね。
しかし、投資金額は他の支出と違ってどんどん増やしていきたいお金なので、家計簿の支出の枠にあまり当てはめたくないところ。
そのため、投資カテゴリを作る場合は予算に含めないという設定にしたり、年間の集計のみに反映させる設定にしておくことをおすすめします。
こうすることで、毎月の予算と支出を照らし合わせるときに投資金額の予算オーバーと表示されるのを防ぐことができます。
投資のせいで「今月は予算オーバーです」という文字を見るのも何だかテンション下がるしね
カテゴリ設定テンプレート
家計簿で実際にカテゴリを作るときのカテゴリテンプレートを3つ紹介します。それぞれおすすめの人も紹介しているので、自分に合うパターンを見つけてください。
パターン①ざっくりカスタマイズ派
まずは、ざっくりカスタマイズのテンプレートを紹介します。
- 家計簿をとにかく続けたい、挫折したくない人
- 忙しくても最低限の家計改善をしたい人
大カテゴリ | 小カテゴリ | 内容 |
---|---|---|
毎月マスト費 | マスト固定費 | 毎月かかる費用で、かつ生活必需のお金。家賃・食費・電気ガス水道など |
毎月ゆとり費 | ゆとり固定費 | 毎月の生活必需品以外のためのお金。カラオケ・カフェ・Amazon Primeサブスク代など |
年間マスト費 | マスト固定費 | 年に数回や数年に1度かかる必要費。火災保険・病院・美容院など |
年間ゆとり費 | ゆとり変動費 | 年に数回や数年に1度かかる必要費。冠婚葬祭・旅行など |
ざっくりカスタマイズは、
- 毎月支出か年間支出
- 生活必需費かゆとり費
この区分が分かる最低限の分類です。家計簿に支出を入力していくときに、とにかくカテゴリ分けに悩まないのが最大のメリットです。
一番細かい内容の分類は自分にあった形に調整してください。
美容院費はゆとり費の方に入れたり、毎月通院がある人は毎月費に入れたりアレンジしてね
家計簿スタート1年目は「生活するのにいくら必要か」を知ることがメインの目的です。この4つを分けられていれば家計簿の目的は達成できます。とにかく家計簿を続けてデータを貯めることに集中できます。
パターン②バランスカスタマイズ派
バランスカスタマイズは、パターン①の小カテゴリをもう少し細かく分けたカスタマイズパターンです。
- 家計簿2年目以降の人
- 予算オーバーの理由を分析したい人
大カテゴリ | 小カテゴリ | 内容 |
---|---|---|
毎月必要費 | 食・日用品・ガソリン | 食材・洗剤など日常生活で頻繁に買うもの。 |
水道・ガス・電気・通信 | インフラ系。水道は2ヶ月に1回だが定期でかかるので固定費に含める | |
家賃 | 賃貸の家賃やローン返済の支払い | |
毎月ゆとり費 | 外食 | 必要というより楽しみの要素が大きい食費。外食・カフェ・コンビニ |
エンタメ | アマゾンプライム・カラオケ・少額の日帰りおでかけ | |
おこづかい | 個人の自由なおこづかい(夫婦などの場合) | |
年間必要費 | 通院 | 医療費・定期検診 |
ふるさと納税 | ふるさと納税での寄付金 | |
保険・会費 | 火災保険・自動車保険・家賃保証保険・車検 | |
年間ゆとり費 | 家具・家電 | 1万円以上の大きなお金が必要になる家具・家電 |
旅行 | 海外旅行・帰省・旅行用クレジットカード年会費 | |
冠婚葬祭・贈り物 | 結婚式への参列やプレゼント |
バランスカスタマイズは、大カテゴリに対して小カテゴリが2〜4つほど入っています。
予算オーバーや支出が多かった月に「なぜだろう?」と分析して次に活かしやすいのがメリットです。小カテゴリも全部で15個前後に収まるので、入力のタイミングでどれを使おうか悩むことも少ないでしょう。
パターン③しっかりカスタマイズ派
しっかりカスタマイズは、パターン②の小カテゴリを更に少し細かく分けたカスタマイズパターンです。
- 家計簿が3年以上続いている人
- しっかりと分析して家計改善に取り組みたい人
- 他の人に家計簿を見せる機会がある
大カテゴリ | 小カテゴリ | 内容 |
---|---|---|
毎月必要費 | 食費 | 食料品 |
日用品 | 洗剤・トイレットペーパー | |
水道光熱費 | 水道・ガス・電気・通信 | |
通信 | ホームWi-Fi・スマホ | |
交通費 | 電車・ガソリン代 | |
衣服 | 衣類・靴 | |
住宅費 | 家賃・住宅ローン・管理費 | |
毎月ゆとり費 | 外食 | 外食 |
カフェ | カフェ | |
エンタメ | 映画・カラオケ | |
おこづかい | 個人のおこづかい | |
美容 | 化粧品・整髪剤 | |
年間必要費 | 通院 | 医療費・定期検診 |
ふるさと納税 | ふるさと納税での寄付金 | |
保険 | 火災保険・家賃保証保険・生命保険 | |
美容院 | 美容院・散髪 | |
クルマ | 自動車保険・車検・車両保険・自動車税・消耗部品 | |
年会費 | クレジットカード年会費など | |
年間ゆとり費 | 家具 | 家具 |
家電 | 家電 | |
旅行 | 宿泊を伴う旅行 | |
冠婚葬祭 | 結婚式・お葬式 | |
プレゼント | お祝いのプレゼント |
しっかりカスタマイズは、
お出かけしてないのにガソリン代が増えてるから物価高の影響が出ていそう。予算をもう一度見直そう
など、各カテゴリの支出額の上下を追いやすくなって、しっかり分析できます。
ファイナンシャルプランナーなど自分以外に家計簿を見せる機会があっても、細かくカテゴリを設定しているので、スムーズに家計状況を共有できるのもメリットです。
パターン④デフォルトのカテゴリを使いたい派
- 家計簿が3年以上続いている人
- しっかりと分析して家計改善に取り組みたい人
Zaim(無料版)・OsidOri(無料版)などカテゴリがカスタマイズできない家計簿アプリを使っている人はこのパターンでやってみましょう。
デフォルトのカテゴリで家計管理する場合は、項目の増やしすぎに注意しましょう。項目が増えれば増えるほど、入力時にどれを使っていいか分からず迷ってしまいます。
小カテゴリは例として1つずつ挙げていますが、パターン①〜③を参考にしながら自分に合った粒度にカスタマイズしてください。
大カテゴリ | 小カテゴリ | 内容 |
---|---|---|
住まい・住宅など | 食費・日用品費 | 毎月かかる必要費を設定。食費・日用品費・通信費・家賃・水道光熱費など。 |
娯楽・レジャー・エンタメなど | 毎月かかるゆとり費を設定。外食・カフェ・おこづかい・お出かけなど | |
その他など | 1年に1回・突発的にかかるが必要な支出 医療費・資格試験費・ふるさと納税など | |
大型支出・特別な支出など | 家具家電・旅行・美容院・冠婚葬祭・贈り物・クレジットカード年会費 |
使わないカテゴリを非表示にする
自分に合ったカテゴリのカスタマイズが終わったら、最後にアプリ内の使わないカテゴリを非表示にしましょう。
カテゴリを追加しただけだと、デフォルトのカテゴリとの見分けが付きにくいです。入力時どのカテゴリを使えば良いのか迷ってしまいがちに。
使わないデフォルトのカテゴリを非表示にすることで更に家計簿アプリが使いやすくなります。ただし、カテゴリ非表示の機能は家計簿アプリによって使えない場合もあります。
- Zaim(有料版・無料版どちらも)
- OsidOri(有料版)
上記の家計簿アプリを使っている人は、デフォルトのカテゴリを非表示にしましょう。実際に私が使っているZaimのカテゴリ画面がこちらです。
自分のカスタマイズしたカテゴリだけを表示すると、カテゴリ選択画面がすっきりして使いやすくなります。
- Money forward
- Moneytree
上記のアプリはデフォルトのカテゴリを非表示にできません。非表示にできない場合は、カスタマイズしたカテゴリかどうか一目見て分かるようにします。
おすすめはカスタマイズした小カテゴリ名の最初にマークを付けることです。私が実際にマネーフォワードで設定しているカテゴリ設定は以下です。
使う小カテゴリにはマークをつけて、使わないカテゴリは「×」という小カテゴリを新規作成して、一目で分かるようにしています。マークは以下のルールでつけています。
■毎月マスト費(例:■食費)
●年間マスト費(例:●医療費)
□毎月ゆとり費(例:□エンタメ費)
○年間ゆとり費(例:○旅行費)
もしCSV出力(Excel出力)したときも分類できるように、絵文字ではなく○□△◎などの記号がおすすめだよ
まとめ:家計簿成功のヒケツはカテゴリ設定にあり
今回は家計簿のカテゴリのカスタマイズ方法を解説しました。適切なカテゴリ設定をすることで予算設定や目標の価値がさらに高まります。
また、適切にカテゴリをカスタマイズすれば自分がいくらあれば暮らしていけるかを知ることもできます。カテゴリをまとめられるものはまとめることで、自分がいくらあれば幸せに生きていけるのかを見える化しましょう。
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