- 家計簿をスマホでつけるのは何となく危険そう…
- 連携するとクレジットカード情報が抜き取られるの?
- 家計簿アプリを安全に利用する方法を教えて!
自動家計簿アプリって便利ですよね。自動でクレジットカードの利用履歴や家計簿をつけるのに時間がかかってしまうこともありません。しかし、間違った使い方をしてしまうと、家計簿アプリの情報漏洩につながることも。
「何となく不安‥」という気持ちがある人は、家計簿アプリのリスクや危険性について正しく理解することが大切です。
この記事では家計簿アプリの危険性について解説しています。不正利用されないための対策も記載しているので、この記事を読んで安全に自動家計簿アプリを使いましょう!
- 家計簿アプリはリスク0ではない
- 家計簿アプリを安全に使う設定が必要
- 人気家計簿アプリは厳重なセキュリティ対策あり
家計簿アプリ危険性6つ
家計簿アプリを使うことで発生する危険性(リスク)が発生は以下の6つです。
資産情報の漏洩
家計簿アプリには資産情報の漏洩(ろうえい)リスクがあります。
家計簿アプリ側のセキュリティ対策が不十分な場合、セキュリティ突破されて資産情報が漏洩する恐れがあります。
居住地域の情報漏洩
レシート撮影機能のある家計簿アプリは居住地域の情報漏洩リスクがあります。
レシート読み取りで明細の内容に店舗名が載る場合があります。
例:ファミリーマート大阪本町○丁目店
家計簿アプリに登録する費用の回数が増えて同じ店舗の記録が多くなると、店舗の付近に住んでいることが履歴から分かってしまいます。
アカウントに登録した内容の漏洩
家計簿アプリのログインにGoogleアカウントやFacebookを使っている場合、GoogleアカウントやFacebookの情報漏洩もリスクがあります。
家計簿アプリログイン時に使っているアカウントに住所や顔写真を登録している場合は注意が必要です。
スマホ紛失時
スマホそのものを紛失したとき、パスコードなしで開ける家計簿アプリだと個人情報を見られてしまう可能性があります。
家計簿アプリのパスコード機能は必須です。
銀行口座の情報漏洩
金融機関を連携して自動的に家計簿をつける「自動家計簿アプリ」には銀行口座の情報漏洩リスクがあります。
自動家計簿アプリと金融機関の連携するときに金融機関のログイン IDとパスワードを入力が必要です。
もし自動家計簿アプリのセキュリティが突破されれば、どの銀行にいくらのお金が入っているかの情報が漏れるリスクがあります。
クレジットカードの情報漏洩
自動家計簿アプリのセキュリティが突破された場合、銀行口座情報と同じように連携しているクレジットカードの利用明細も漏洩するリスクがあります。
アプリの安全性を確かめる5つのポイント
安全に家計簿アプリを使用するには、私たちユーザー側で家計簿アプリの安全性を確認する必要があります。
以下の5つのポイントを満たしていれば、安心して家計簿アプリを使用できます。
セキュリティの強度
最高水準の暗号方式「2048bit」のSSL証明書を利用した方式を採用しているかを確認します。
「2048bit」は金融機関でも使われている最高水準の暗号化の方式です。暗号化された内容をハッカーが自力で解除するのは非常に困難になっています。
金融機関の情報と家計簿アプリのアカウント情報を別の場所に保存しているか
家計簿アプリの情報と金融機関の情報を別の場所に保存しているかも確認しましょう。
それぞれを別の場所で保存することで、万が一家計簿アプリのセキュリティ突破されても金融機関の情報にたどり着くことは困難です。
自動ログアウト設定
一定期間経てば自動でログアウトされる自動ログアウト設定ができるかどうかを確認します。
自動ログアウト機能があれば、1度しか使わない端末でログアウトし忘れたときやなどもログイン状態が永久に保存されることがありません。
二段階認証
2段階認証設定ができるかどうかも重要なポイントです。2段階認証とは、自分のスマホなどいつも使っている端末で認証しないと新しい端末やブラウザからはログインできない仕組みです。
2段階認証設定をすることで、万が一家計簿アプリのログイン ID・パスワードを知られても、自分のスマホから認証しない限り情報を見られることがありません。
パスコードロック&生体認証
スマホ自体を紛失してしまった場合の対策として、アプリ自体にパスコードを設定するのが有効です。
家計簿アプリにパスコードロック機能があるかチェックしましょう。
人気家計簿アプリの安全性
人気家計簿アプリの安全性一覧表です。
アプリ | マネーフォワード | マネーツリー | Zaim |
セキュリティの強度 | 最高水準の暗号方式 2048bit | 最高水準の暗号方式 2048bit | 最高水準の暗号方式 2048bit |
金融機関情報の保存場所 | 家計簿アカウントと 別の場所 | 家計簿アカウントと 別の場所 | 家計簿アカウントと 別の場所 |
自動ログアウト設定 | あり | あり | あり |
2段階認証 | あり | あり | あり |
パスコードロック | パスコード 生体認証 | パスコード 生体認証 | パスコード 生体認証 |
自分で設定できるセキュリティ対策
セキュリティ対策をしている家計簿アプリを使っている場合も自分で設定できるセキュリティ対策を追加で行うことで、更に安心して家計簿アプリを使えます。自分で設定できるセキュリティ対策は5つです。
セキュリティ対策の設定をONにする
パスコード・自動ログアウト機能など、一部の機能は自分で設定が必要な場合があります。
アプリをインストールしたら忘れずにセキュリティ対策の設定をしましょう。
パスワードの使い回しをしない
複数のログインサイトで同じパスワードを使い回すと、危険度がグンと上がってしまいます。全く違うパスワードを設定することで万が一情報漏洩しても、被害を最小限にとどめることができます。
FacebookやGoogleアカウントと連携しない
日常使っているアカウントと連携すると、情報漏洩したときにそのアカウント情報まで流出する可能性があります。
普段使っていないメールアドレスを使うか、家計簿アプリのアカウント用に新たなメールアドレスを取得すると安心です。
フリーWi-Fiに注意
フリーWi-Fiは暗号化されておらず、安易に繋ぐと情報漏洩につながることがあります。
フリーWi-Fiが全てセキュリティ的にNGという分けではありませんが、できるだけフリーWi-Fiは使わずに暗号化された通信を使うのがおすすめです。
ログイン通知機能を設定する
新しくログインがあった場合にメールが来る設定にすれば、身に覚えのないログインにすぐ気づけます。
自動家計簿アプリはうまく使えば不正利用対策になる
金融機関の情報漏洩は不安がありますよね。しかし、家計簿アプリ経由以外でも情報漏洩リスクはあります。
- 店舗でクレジットカードを使ったときにスキミング(カード情報抜き取り)される
- 銀行の暗証番号を書いた紙を他の人に見られた
情報漏洩への不安を理由にクレジットカードやネット銀行の取引をやめてしまうのはもったいないです。
通知機能を使ったり、家計簿アプリから使用履歴を確認することで、逆に不正使用への対策になるよ
まとめ:家計簿アプリを正しく使って安全に家計管理しよう
安全に使える設定をして、不正利用防止もできる家計簿アプリ。安全に使うコツを抑えれば情報漏洩も心配する必要はありません。
人気家計簿アプリはセキュリティ対策をしっかりしているので、安心して使えます。
ぜひ自分にあった家計簿アプリを導入して、家計改善をスタートしましょう。
セキュリティ対策バッチリの人気家計簿アプリ「マネーフォワード」と「マネーツリー」の比較記事もあるので、家計簿アプリを選ぶときの参考にしてください。