【3大アプリ対応】家計簿アプリに楽天ペイの明細を自動で取り込む方法|メリット・デメリットも徹底解説

    • 楽天ペイがマネーフォワードに連携できなくて困ってる‥
    • 楽天ペイの明細は手入力するしか無いの?
    • 楽天ペイの明細を自動で家計簿アプリに反映したい!
    この記事で分かること

    楽天ペイで支払ったときに使った金額で明細を取り込む方法を解説します!

    せっかく家計簿アプリを使うなら、手入力はできるだけ避けたいもの。手入力は入力漏れ入力が面倒になってしまうなど家計簿の挫折にもつながります。

    楽天ペイは還元率も高くてユーザー数も多いです。2021年度JCSI(日本版顧客満足度指数)の調査では「使い続けたいQRコード決済No.1」に選ばれました。(参照元:楽天ペイメント株式会社サイト)

    実際に多くの楽天ペイと家計簿アプリとの連携を待ち望む声も。しかし2023年現在、マネーフォワード・Zaim・マネーツリーなどの家計簿アプリで楽天ペイは連携非対応です。

    各家計簿アプリ会社は連携の働きかけに苦労しているようで、連携できるようになる時期は未定。家計簿を反映させるためには代わりの方法を考える方が得策でしょう。

    実は、楽天ペイの明細を自動で家計簿アプリに反映させる方法は存在します。この記事では、家計簿アプリに楽天ペイの明細を自動で反映する方法を紹介しています。

    こんな人におすすめ
    • 日々の忙しさに追われている人
    • 楽天ペイを使うことが多い
    • 楽天ペイの手入力が面倒と感じている

    楽天ペイと家計簿アプリを自動連携して、手入力の煩わしさから抜け出しましょう!

    チャージ元の銀行を紐付はイマイチ

    よくある連携方法で紹介されているのがチャージ元の銀行を紐づける方法です。

    しかし、銀行口座紐付ではチャージ時のまとまった金額が反映されるので明細が分かりません。何に使ったかお金か分からず、家計簿をつけるためには不便です。

    この記事では、楽天ペイで使った金額を1回ごとに取得する方法を紹介します。

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    目次

    楽天ペイの明細を家計簿アプリに自動反映する2つのルート

    結論、楽天ペイの支払いを自動で家計簿アプリに反映する方法は2つあります。どちらも別の楽天関連のサービスを経由して家計簿アプリに反映させます。

    どちらも楽天ペイで支払ったごとに明細を取得できますが、それぞれメリット・デメリットがあります。

    方法①:楽天カード経由ルート

    方法①では楽天カードを経由することで、使った金額で明細を家計簿アプリに自動反映します。(以下、楽天カードルートと呼びます。)

    楽天カードルート
    • ルート:楽天ペイ → 楽天カード → 家計簿アプリ
    • 使うもの:楽天カード
    • ポイント還元率:1%
    家計簿アプリ上の表示

    楽天カードルートにすれば、家計簿アプリに使った金額や店舗名など詳しい明細が自動反映できます。

    楽天カードルートのメリット・デメリットは以下です。

    メリットデメリット
    必要なツールが少なくシンプルで分かりやすい
    詳しい明細まで表示される
    決済金額に関わらず家計簿アプリに反映される
    ポイント還元率が1%で最大ではない

    メリット①必要なツールが少なくシンプルで分かりやすい

    楽天カードルートは、楽天カードのみ準備すれば良いので設定や変更もシンプルで分かりやすいです。

    メリット②詳しい明細まで表示される

    「ミスタードーナツ」「ドトールコーヒー」など詳しい明細が取れるので家計簿のカテゴリも振り分けやすいです。

    メリット③決済金額に関わらず家計簿アプリに反映される

    楽天カードルートだと、158円など少額の支払いでも家計簿アプリに自動反映できます。

    次に紹介する「楽天キャッシュルート」だと1000円以上の支払いのみで使った金額が反映されます。

    デメリット①ポイント還元率が1%で最大ではない

    楽天カードルートだとポイント還元率は1%と最大ではありません

    次に紹介する「楽天キャッシュルート」だとポイント還元率が1.5%になります。

    方法②:楽天カードと楽天キャッシュを経由する

    方法②では楽天カードと楽天キャッシュを経由することで、使った金額で明細を家計簿アプリに自動反映します。(以下、楽天キャッシュルートと呼びます。)

    楽天キャッシュルート
    • ルート:楽天ペイ → 楽天カード→ 楽天証券 → 楽天キャッシュ → 家計簿アプリ
    • 使うもの:楽天カード・楽天証券・楽天キャッシュ
    • ポイント還元率:1.5%
    楽天キャッシュとは

    楽天キャッシュとは、楽天グループのサービスで使える電子マネー。楽天ポイントの電子マネー版という認識でOKです。電子マネーなので事前にチャージして使う方式です。

    家計簿アプリ上の表示

    楽天キャッシュルートの設定を行えば、使った金額を家計簿アプリへ自動反映できます。

    詳細には「楽天キャッシュチャージ」と表示されます。

    楽天キャッシュ経由ルートのメリット・デメリットは以下のとおりです。

    メリットデメリット
    ポイント1.5%の高還元率
    ポイント付与が早い
    工夫すれば実質的にあと払いを回避できる
    楽天証券での設定が必要(初回のみ)
    チャージ設定の金額よりも高い買い物ができない
    1回の楽天ペイ決済金額が1,000円未満の場合は金額ぴったりで反映されない
    詳しい明細までは取得できない

    メリット①ポイント1.5%の高還元率

    最大のメリットはポイント1.5%の高還元率という点です。楽天キャッシュ経由ルートを使うと、1番上の行の部分に該当します。

    rakuten-pay-point
    引用元:楽天ペイ公式サイト

    メリット②ポイント付与が早い

    方法1の楽天カード経由ルート(上の画像の「楽天カード払い」部分)だと1%なので、ポイント還元率に違いが出ますね。ポイントの付与日も方法①楽天カード経由に比べて早いです。

    メリット③工夫すれば実質的にあと払いを回避できる

    楽天キャッシュはチャージ方式なのでクレジットカードを直接紐づけるのと違って、金額によっては実質的に先払いにもできます。

    実質先払いにする例

    1月31までに50,000円チャージ←2月27日に50,000円引き落とし

    3月1〜31日で25,000円使用←2月27日支払い済の50,000円のうち25,000円使う

    3月1〜31日で都度自動チャージで合計25,000円がチャージされる←4月27日引き落とし

    4月1〜30日で25,000円使用←3/27支払い済の50,000円のうち残り25,000円使う

    4月1〜30日で都度自動チャージで合計25,000円がチャージされる←5月27日引き落とし

    5月1〜31日で25,000円使用←4/27支払い済の25,000円使う

    「家計簿アプリに明細を自動反映したいけれど、あと払いには抵抗がある‥」という人は、先にチャージして支払ってから使える楽天キャッシュルートの方をおすすめします。

    デメリット①楽天証券での設定が必要(初回のみ)

    楽天キャッシュルートでは初回のみ、楽天証券での設定が必要が必要です。設定方法は記事の後ろの方で画像つきで説明しています。

    デメリット②チャージ設定の金額よりも高い買い物ができない

    チャージ設定の金額よりも高い買い物ができないのもデメリットと言えます。

    事前チャージの電子マネーのため、残高不足だと買い物ができません。

    ただ、手動でのチャージだと1日最高50万円までチャージができるので、多くの場合問題はないでしょう。

    デメリット③1回の楽天ペイ決済金額が1,000円未満の場合は金額ぴったりで反映されない

    楽天キャッシュのチャージ方式の決まりで不足金額が1,000円未満の場合は1,000円がチャージされます。

    158円などの少額で支払うと1,000円チャージされて、家計簿アプリにも1,000円の明細しか反映されません。

    デメリット④詳しい明細までは取得できない

    家計簿アプリに反映されるとき、詳細には「楽天キャッシュチャージ」と表示されます。

    どこで使ったなど詳細が分からないので、家計簿アプリで見たときに判断がつきにくくなってしまいます。

    楽天ペイアプリを見てカテゴリを振り分ける必要が出てきます。

    楽天キャッシュルートがおすすめな人
    • 最大のポイント還元率を狙いたい人
    • 家計簿アプリ反映時に、少しの手間ならかかっても大丈夫な人

    ①楽天カードルート設定方法

    楽天カードルートを使えるように設定する方法を解説します。

    用意するもの

    • 楽天ペイ
    • 楽天カード

    楽天カード経由ルートには楽天カードが必須です。

    まだ楽天カードを持っていない人は楽天カード公式サイトから発行できます。手続きはとてもかんたんですよ◎

    むぎ

    楽天カード以外のカードを使うと、楽天ペイのポイントがつかないので注意!

    楽天ペイアプリを開いて、お支払い元をタップ > 楽天カード を選びます。

    一覧にカードが出てこない場合は+新しいカードを登録からお手持ちの楽天カードを登録します。

    楽天カードに設定できました。

    楽天カードと楽天ペイの支払いの見分け方

    楽天ペイ支払いも楽天カード支払いも出金元は「楽天カード」になりますが、楽天ペイで支払ったかどうかは明細を見ればわかります。

    楽天ペイの明細には「楽天SP」という文字が入ります。楽天SPとついていれば、楽天ペイで支払ったということになります。

    楽天SPとは「楽天スマートペイ」の略で、以前は楽天ペイの名前が楽天スマートペイだったため、このような表記になっているようです。

    楽天カードルートの説明に戻る

    ②楽天キャッシュルートの設定方法

    楽天キャッシュルートを使えるように設定する方法を解説します。楽天キャッシュルートの設定では、楽天証券口座で実際に購入します。

    少額で設定しておけば実際問題になることはほとんどありませんが、投資においては元本割れのリスクがあることを認識しておく必要があります。詳しい証券の選び方や続け方は別記事で解説予定です。

    用意するもの

    楽天キャッシュルートに必要なものは3つです。

    • 楽天ペイ
    • 楽天カード
    • 楽天証券口座

    楽天キャッシュルートにも楽天カードは必要です。加えて、楽天証券口座も開設している必要があります。

    楽天キャッシュは手順の中ですぐ設定できるので、事前に準備しなくてOKです。

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    楽天証券の設定(かかる時間:〜10分)

    スマホ画面で説明しますが、パソコンでも同じように設定可能です。

    まず楽天証券にログインします。※楽天IDではなく楽天証券のIDとパスワードです。ログインしたらメニュー をタップします。

    投資信託 > 積立設定 > 新しく積立するファンドを探す の順に進みます。
    (この時点で、「投資信託積立取引約款の内容の確認」が出た場合は、内容を確認して同意して次へをタップします。)

    積立購入する投資信託を検索して探します。今回はemaxis slim 全世界株式(オール・カントリー)を選びます。

    ここからは楽天証券の公式動画も分かりやすいので参考にしてみてください。画像でも引き続き説明します。

    投資信託の積立設定をします。積立注文をタップします。引落の設定は楽天キャッシュにしましょう。

    積立指定日の日付を設定して、次へをタップします。

    「積立金額の設定」で積立金額(毎月投資信託に使う金額)を設定。

    (例では100円で設定します)分配金(株の配当金のように受け取れるお金)を再投資するか、一旦口座に受け取るかを選びます。(今回は再投資型にします)

    どの口座で運用するか選びます(例では特定を選びます)。各書類を確認して、問題なければ同意して次へをタップします。

    楽天キャッシュの設定へ に進みます。(ここで楽天IDのログイン画面が出たらログインします※楽天証券のIDではなく楽天IDです。)

    楽天キャッシュ残高キープチャージの画面で規約に同意してチャージ方法を設定するをタップします。

    楽天カードを選んで設定するをタップします。初めての場合は+ 新しいカードを登録からお手持ちの楽天カードを登録します。金額を入力して上記金額で設定するをタップします。

    設定金額は「あなたの投信積立額」と同額かそれよりも多くするのがおすすめです。
    (楽天証券側で積立投資をするときに金額が足りず積立ができなくなることを防ぐため)

    これで残高キープチャージの設定が完了しました。楽天証券ページに戻るをタップして、積立注文を完了させます。

    各項目は今までの手順で入力済なので、ページ下の方にある取引暗証番号を入力して注文するをタップしましょう。

    「積立注文を受け付けました」と出たら、積立設定は完了です。

    楽天ペイの設定(かかる時間:〜3分)

    楽天ペイアプリを開きます。お支払い元 > 楽天キャッシュ を選んで設定するをタップします。

    お支払い元が楽天キャッシュになっていればOKです。

    参考:楽天キャッシュの金額変更・解除方法

    楽天キャッシュのチャージ金額はいつでも変更できます。設定解除もかんたんです。

    楽天証券公式サイト > 投資信託 > 積立設定 > 積立設定一覧 からチャージ方法の楽天キャッシュをタップします。

    楽天キャッシュの設定 で変更をタップします。金額を変更したり設定を解除するのもワンタップでかんたんにできちゃいます。

    おすすめ:2つのルートを使い分け

    どちらのルートを使うか迷った人は、条件によって2つのルートの使い分けをおすすめします。

    方法①の楽天カードルートと方法②の楽天キャッシュルートは、どちらもメリット・デメリットがあります。

    楽天カードルート楽天キャッシュルート
    ポイント還元率は1%
    1000円未満でも支払金額で反映される
    経由するツールが少なくて済む
    詳しい明細まで取得できる
    ポイント1.5%の高還元率
    工夫すれば実質的にあと払いを回避できる
    楽天証券を経由して設定する必要あり
    詳しい明細までは取得できない

    どちらも用途によって使いやすい部分とそうでない部分はありますが、楽天キャッシュルートでイマイチなポイントは、1,000円未満の買い物が1,000円チャージとして扱われてしまうこと詳しい明細が取得できないことです。

    どちらも家計簿アプリへの反映がきっちりされないため、人によってはプチストレスになることも。

    むぎ

    コンビニでちょっとした買い物なんかは1,000円いかないことも多いよね

    日常使いでは楽天カードルートで楽天ペイを使うのが手間がかからずおすすめです。

    反対に、大きなお金を使うときは楽天キャッシュルートを使えばポイントUPを狙えます。

    特に投資請求書払いをするなら楽天キャッシュルートを使うのがおすすめです。

    請求書払い

    自宅に税金などの請求書が届くことがある人は、楽天キャッシュルートで請求書払いをするのがおすすめです。

    楽天ペイはバーコードを読み取って税金などを支払う請求書払いができるようになりました。

    通常、税金など公共料金などの支払いにはポイントが付かなかったり、決済手数料がかかることが多いです。楽天ペイも同様に楽天ペイでの支払い自体ではポイントがつきません。

    しかし、楽天カード→楽天キャッシュへのチャージのときに0.5%のポイントは付きます。

    むぎ

    物価が上がってきたから、0.5%のポイント還元率は助かる!

    さらに楽天ペイで支払うと、税金支払時の決済手数料も0円です。

    請求書払いの例

    固定資産税:¥50,000×0.5%=250ポイント + 自動車税:¥34,500×0.5%=172ポイント

    上記の税金を支払うだけで422円分のポイントがもらえる!

    楽天カードで直接支払うこともできますが、固定資産税や車税などの税金の場合ポイント還元率が0.2%となってしまいます。

    スクロールできます
    税金の支払い方法 ポイント還元率
    楽天ペイ
    楽天カードルート
    0%
    楽天ペイ
    楽天キャッシュルート
    0.5 %
    (参考)
    直接楽天カードで支払い
    0.2%
    (参考)
    その他のカード
    0%〜
    (カード会社による)

    投資

    楽天ペイの話とは逸れてしまいますが、楽天証券での投資は楽天キャッシュでの支払いがおすすめです。

    楽天証券で、楽天キャッシュを使って投資信託などの金融商品を購入すると0.5%のポイント還元が受けられます。

    むぎ

    投資は数万円など毎月大きな金額を使うからポイントもざくざく貯まっちゃうね!

    投資の支払いを楽天キャッシュに設定する方法は、楽天キャッシュルートで紹介した楽天証券の設定と同じです。

    投資と請求書払いは「楽天キャッシュルート」・日常使いは「楽天カードルート」でおトクで楽ちん家計簿を作りましょう

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    楽天ペイと家計簿アプリの連携でよくある質問Q&A

    楽天ペイと家計簿アプリの連携について、よくある質問をまとめました。

    楽天ポイントも含めて使ったら家計簿アプリにどうやって反映される?

    ポイントを差し引いた支払金額が反映されます。

    そのため、楽天ペイ上での支払い金額と家計簿アプリとの金額がぴったり一致しません。

    家計簿アプリで楽天ポイントの収支を明細に表示することはできません。家計簿アプリでのポイントの扱い方は別記事で解説予定です。

    楽天キャッシュの積立金額を変更する方法は?

    楽天証券にログインして、投資信託 > 積立設定 > 楽天キャッシュ をタップ、楽天キャッシュの設定でチャージ方法「変更」を押すと、設定変更画面に移ります。「設定を変更する」から金額を変更できます。

    楽天カードルートと楽天キャッシュルートはどちらがおすすめ?

    すでに楽天証券口座を持っている人や今後投資にチャレンジしたい人は「楽天キャッシュルート」、楽天証券口座をまだ持っていない人や投資はしないという人には「楽天カードルート」がおすすめです。

    まとめ:楽天ペイを自動連携してマネーフォワードを快適に使おう!

    今回は、楽天ペイを家計簿アプリに自動反映する方法を紹介しました。

    楽天カードルートと楽天キャッシュルートの2つの方法の特徴をまとめると以下のとおりです。

    楽天カードルート楽天キャッシュルート
    ポイント還元率は1%
    1000円未満でも支払金額で反映される
    経由するツールが少なくて済む
    詳しい明細まで取得できる
    ポイント1.5%の高還元率
    工夫すればあと払いを回避できる
    楽天証券を経由して設定する必要あり
    詳しい明細までは取得できない

    自分に合った方法で家計簿アプリに楽天ペイをおトクに楽ちん反映させましょう!

    まだ楽天証券口座を持っていない人へ

    楽天証券口座をまだ持っていない人は、楽天キャッシュルートの事前準備として口座開設だけ完了させておくことをおすすめします。

    むぎ

    すぐ使えるようにしておくことで、税金など決まった支払いの直前に焦ることも無くなるよ!

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